雲仙岳(島原半島)+長崎 観光&輪行サイクリングコース
雲仙岳 - 天然記念物/特別名勝/地質百選/ジオパーク/雲仙天草国立公園
雲仙岳は島原半島の中央にある活火山。大災害をもたらした1990年の普賢岳の噴火後に登山道も開通しており、登山をすることもできます。
■ 雲仙普賢岳新登山道開通!! - ながさき旅ネット ■ 登山案内 - 雲仙ロープウェイ
サイクリングナビでは「機動力」を有する「サイクリング」の観点から、登山ではなく「災害跡地」について紹介していきます。島原半島の雲仙岳は「島原半島世界ジオパーク」の地域です。
日本は火山で形成された「島」。全国に110の活火山があり、火山活動を24時間体勢で監視している常時観測火山は47つあります。富士山も箱根の山も日光や蔵王、北海道の大雪山も常時観測火山。雲仙岳も桜島や新燃岳同様に常時観測火山の活火山です。
「観光」とは少し違う「勉強」のサイクリング目的地。そんな日があってもいい。
【 自転車+サイクリングの距離感 】 |
【 都道府県庁駅+中距離サイクリングの距離感 】 |
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【参考輪行コース】 島原外港駅⇒道の駅みずなし本陣ふかえ
サイクリングコース例 - 片道約4km |
【参考輪行コース】 長崎駅⇒道の駅みずなし本陣ふかえ
サイクリングコース例 - 片道約65km |
■ ロードバイク&クロスバイク&マウンテンバイク サイクリングを楽しむための自転車用品ばなし |
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■ チューブの穴をふさぐ パンク修理キット
自転車のタイヤがパンクした場合、ロードバイクやクロスバイクでは一般的には出先の現場でチューブの交換をすることになります。お店に持ち込むのではなく、自分で行うのが普通ですね。
ママチャリやマウンテンバイクに比べると高圧の細いタイヤのロードバイクやクロスバイクのパンクは日常的。タイヤ内部に収められているインナーチューブは消耗品ですが、一度のパンクで全廃棄しているとコストがかかるので、パンク修理キットなどの「パッチ」をあてて、予備のチューブとして運用してみることをおすすめします。 |
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■ 島原半島・雲仙岳 - 島原半島を形成する活火山
島原半島の中央にあり、普賢岳、国見岳、妙見岳の三峰、野岳、九千部岳、矢岳、高岩山、絹笠山の五岳の総称が雲仙岳と呼ばれている山。近年では1990年に噴火をし、粘り気のある溶岩が盛り上がり崩壊する際に「火砕流」となって山麓を降下していきました。
最高峰はその噴火の際にできた標高1483mの平成新山。
火山活動で積もった火山灰は雨が降ると「土石流」となり、山裾まで濁流が押し寄せました。 |
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【 【最期のテープを復元】雲仙普賢岳火砕流 】 |
【 雲仙普賢岳火砕流の発生状況(平成3年) 】 |
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1991年に大規模な火砕流が発生。自社利益のために避難区域からの退避のお願い(勧告)の無視や電気の窃盗等をしていた報道関係者および、チャーターされたタクシーの運転者や避難を呼びかける消防や警察官などが巻沿いの犠牲になる。皮肉にもマスメディアの視聴率(スクープ映像)のために大災害の発生を待ち記録された火砕流や土石流の映像は、世界中の地質学者や行政、登山家たちに火山活動を観ることができる人類の資料となりました。 |
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【 長崎県 島原半島 雲仙岳 】 国道251号線沿いの道の駅「みずなし本陣ふかえ」近くの水無川から見た夜明けの雲仙普賢岳 |
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【 島原半島 雲仙岳 】
道の駅の近くに雲仙岳災害記念館もある |
【 島原半島 雲仙岳 】
ジオパークがあるところは生きている地球の現場 |
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【 長崎県 島原半島 雲仙岳 】 粘度が高く、流れ落ちなかった溶岩が溶岩ドームを形成し「平成新山」という新しい大地になった |
■ サイクリングLEDテールライト ピックアップ ~ 対追い越し自動車対策・高輝度発光系テールライト ~ |
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■ 道の駅みずなし本陣ふかえ・土石流被災家屋保存公園
道の駅・みずなし本陣ふかえは雲仙岳の東、国道251号線沿いにあります。普通の道の駅は地元の農産物や畜産物を販売しているお土産屋さんや飲食店、外貨獲得(地元以外からの旅行客を引き寄せる)の一役を担う観光案内所としての道路施設なのですが、南島原市のこの道の駅の一部は「土石流被災家屋保存公園」として土石流に飲み込まれた集落の家屋が当時のまま保存されています。
公園の面積は約6,200平方m、大型テント内に3棟(内1棟移築)、屋外に8棟、合計11棟の被災家屋を保存展示(無料)しており、大火砕流体験館・火山学習館(有料)も設置されています。 |
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【 長崎県 島原半島 雲仙岳 】 平成4年(1992年)の台風の雨で土石流が発生し埋没した家屋。11棟が保存公開されています |
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【 島原半島 雲仙岳 】 道の駅の展望台から普賢岳を見る |
【 島原半島 雲仙岳 】 みずなし本陣(民間会社)はこっち。 |
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【 島原半島 雲仙岳 】 土石流被災家屋保存公園について |
【 島原半島 雲仙岳 】 外国に行っても見られない光景です |
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【 長崎県 島原半島 雲仙岳 】 歴史的にも島原大変肥後迷惑という有史に残る大災害が起きている土地。今回は永遠に保存。 |
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【 島原半島 雲仙岳 】
当事者以外の全ての人にとって初めて見る光景となる |
【 島原半島 雲仙岳 】
プレハブの保存家屋側は開館・閉門時間あり |
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【 長崎県 島原半島 雲仙岳 】 普賢岳の噴火から1年半以上後に起きた土石流も「避難」により人的被害はなかった。 |
目的地 + サイクリング用品
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アウトドア + 登山用品
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野外泊 + キャンプ用品
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観光地 + 写真撮影・カメラ用品
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■ 大野木場小学校旧校舎 - 火砕流が直撃した小学校校舎
1991年6月3日16時8分、大規模火砕流が発生し、熱風に襲われた島原市北上木場町では43名の犠牲者が出る大参事となりました。この時、わずか400mしか離れていない大野木場小学校では5・6年生が授業中でしたが、火砕流本体と熱風は水無川に沿って流れたため、校舎にいた児童や先生たちは無事避難することができました。
その後、警戒区域内になり無人となった大野木場小学校は9月15日18時57分に発生した最大規模の火砕流の熱風は小学校を包み、焼失。現在は焼失した校舎をそのまま保存・展示しています。 |
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【 長崎県 被災した大野木場小学校 】 島原半島世界ジオパークの構成地となり大地の遺産となった小学校跡地(大野木場砂防みらい館) |
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【 雲仙普賢岳 】 大野木場砂防みらい館へ |
【 雲仙普賢岳 】 道の駅から4.3kmの場所 |
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【 雲仙普賢岳 】 古タイヤの遊具は焦げたまま |
【 雲仙普賢岳 】 コンクリート以外の可燃部分は全焼 |
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【 長崎県 雲仙普賢岳災害地 大野木場小学校 】 校庭前の正面玄関。校舎はフェンスで囲まれて保存されています。 |
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【 雲仙普賢岳 】 教室。窓枠は熱風で曲がった様子がわかる |
【 雲仙普賢岳 】 校庭から普賢岳と砂防みらい館 |
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【 長崎県 雲仙普賢岳災害地 大野木場小学校 】 校舎裏の鉄柵も火砕流の熱風の金属膨張と融解により波打っていた |
■ ロード/クロス/マウンテンバイク用 泥除けフェンダー ピックアップ ~ 出先での雨・濡れた路面走行対策 ~ |
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ゼファール
CROOZER ROAD&SWAN ROAD |
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アキワールド
FD-SW-039 |
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フリンガー
ロードフェンダーセット |
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トピーク
RC1/RC11 |
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サイクルデザイン
700Cx23-28用フェンダー |
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■ 雲仙島原・天草地域 - 雲仙天草国立公園地域の見どころ・キーワード
フェリーの航路を考えていない場合、「島原」と「天草」は全く別の「半島」と「諸島」のため、『雲仙天草』と名付けられていても地理(距離)的に別の地域と考えておきましょう。自転車の場合は見事に『別の地域』です。
下段で「島原と天草」を並べて紹介していますが、雲仙天草国立公園というカタマリを分解した時の並べ方であり、近い地域なので(サイクリングの時に)寄り道してみよう・・・というものではない事をご注意ください。
火山と温泉の半島、雲仙・島原は佐賀県を経由した九州北西地域の長崎県。江戸期の悲劇的な宗教弾圧の歴史で有名な天草四郎の故郷、天草は九州中央の熊本からの道になります。 |
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【雲仙地方(長崎県・島原半島)雲仙市・島原市・南島原市】
◆ 道の駅・みずなし本陣ふかえ - 土石流被災家屋保存公園 があり土石流によって被災した家屋がそのまま保存されている国道251線沿いの道の駅。
◆ 普賢岳 - 1990年に噴火をし、発生した火砕流や土石流により残された爪痕が「大野木場小学校旧校舎」や「 雲仙岳災害記念館 」などで触れられる。
◆ 雲仙温泉・(雲仙)地獄 - 温泉街は噴気帯「雲仙地獄」を囲むように存在し、その地獄内に遊歩道が整備されているお散歩できる温泉保養地。
◆ 島原城 - 島原の乱の幕府軍側のお城。現在の 島原城 は本丸に天守・櫓・長塀が復興され、城跡公園となっている。
◆ 原城跡 - 島原の乱の一揆軍側の籠城。原城陥落によりキリシタンの間で救世主として擁立、神格化された総大将天草四郎時貞が所在不明となった。
【サイクリングナビの特集ページ】 ■ 雲仙普賢岳 ■ 雲仙温泉・地獄
【天草地方(熊本県・天草諸島)天草市・上天草市ほか】
◆ 天草パールライン - 天草諸島の主要島である上島と下島、その他諸島を結ぶ国道296号線や324号線、及び島間の橋のルートの通称名。
◆ 天草五橋 - 宇土半島から天草上島の松島町合津にある5つの近代渡り橋の総称。一号橋の天門橋から大矢野橋・中の橋・前島橋・松島橋。
◆ 天草松島 - 日本の白砂青松百選の景勝地帯。日本三大松島の一つで穏やかな海域に大小20余りの島々が浮かぶ永浦島周辺の景色。
◆ 妙見浦 - 国道389号線沿い、天草下島の西海岸にある高さ80mの砂岩と礫岩の奇勝地帯。十三仏公園から望む洞門の景色が豪壮。
◆ 龍ヶ岳 - 龍ヶ岳山頂自然公園として天文台やキャンプ場施設のある天草上島の南端の標高470mの山。山頂まで舗装路があり展望もある。
【サイクリングナビの特集ページ】 ■ 天草パールライン ■ 龍ヶ岳山頂自然公園
■ 輪行袋 ピックアップ ~ ロードバイク・クロスバイク・折りたたみ自転車の輸送&輪行バッグ ~ |
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自転車の方が安い上にガソリンも駐車場もお金がかからず、とても気軽です。
ロードバイクなら100キロ、クロスバイクでも50キロ程度の距離はそれほど無理な距離でもありません。
もし、100km圏内など自転車で行ける範囲の地域がありましたら、掲載写真や現地の情報に目を通しながらお楽しみください。
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【 公開中 】 サイクリング目的地 |
【 たぶん 】 特集予定の地域 |
【 予備 】 増えるかもしれない |
【 目次 】 散策地トップページ |
◆ 九州地方のサイクリング散策地
【※掲載写真は現地撮影のオリジナル写真です。(著作権を有しています)関係者以外の加工利用等は禁止です。】
自転車+サイクリングを完全肯定していこう。
【週末や休日、大型連休にどこかにお出掛け!自転車で行こう!】・・・何か違和感を感じませんか???
え!?自転車ってそこは普通、クルマじゃないの? ^^;・・・・・・と、、、いうような感覚、日本では少なくないのではないでしょうか?
でも、自分の価値観はどうなんだろう?さあ、日常をタダで楽しみたい人、自転車でお出掛けしていこう。