本耶馬溪へサイクリング! 大分自転車散策
史跡系散策地
「耶馬溪」と呼ばれる地域は本耶馬渓・深耶馬溪・裏耶馬溪・津民耶馬溪など、数キロ~十数キロの距離に小さな名勝が点在しています。
本耶馬溪の場所・地図
本耶馬溪の歴史&概要
本耶馬渓(ほんやばけい)は、青の洞門や競秀峰を中心とする山国川上流一帯。青の洞門は羅漢寺の禅海和尚が、参拝客が難所を渡る際に命を落とさないよう、ノミ一本で掘り抜いたトンネルで、菊池寛が『恩讐の彼方に』を上梓したことで、全国にその名を知られることになった。
引用 - Wikipedia[耶馬渓]
本耶馬溪×自転車+てくてく散歩
競秀峰の裾野にある手掘りの洞窟「青の洞門」。現在では明治時代に改修されて片側一車線通行のトンネルになっていますが、トンネル内に脇道があり、ノミと槌(つち)で岩を削り続けた時代の痕跡が残されています。
掘った人は1700年代の旅のお坊さんの「禅海和尚」。30年かけて開通させたトンネルは「人は4文、牛馬は8文」として通行料を徴収した日本初の有料道路として広く紹介されています。禅海和尚が有名なのは大正時代の小説で取り上げられたとのこと。
青の洞門から目と鼻の先(約300m)にあるのが日本最長の石橋の耶馬溪橋。
大正12年(1923年)に完成し、長崎の石橋によく見られる石積み方法を採用しているため、「オランダ橋」と呼ばれています。
山国川に架る長さ116mの石橋は日本一長い石橋。
現代では今後、石積みで長い橋を作る事もない事を考えれば、災害等で崩壊しない限り「遺跡」レベル。大分県の有形文化財。
羅漢寺は羅漢山の岩肌にへばりつくように建てられている山寺で、国道500号線近くからは耶馬渓観光リフトがあり、羅漢寺駅(山門)で下車することで徒歩2分ほどで羅漢寺本堂へ参詣できます。
スキー場で座るような「リフト」も運行されているのですが、それを知らずに旧参道から山登りをして羅漢寺を訪れました。山腹にある石仏群が納められている巌窟は必見。
大分県道684号線の集落の道は羅漢寺の旧参道となっていて山門まで約610mの山道を歩いて行くことができます。
山門への山道は急坂で長い道。山門から先は撮影禁止。この先には岩穴(無漏窟)があり、五百羅漢の石仏群があります。
山道へと続く道の入り口には木造の仁王門。
寺伝によると五百羅漢は1359年に羅漢寺を訪れた僧がわずか一年で多くの石仏を完成させたもの。釈迦如来像が中央に置かれており、お釈迦様を囲むように十大弟子が立って並んでいます。
山門から先は撮影禁止。
ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクでのサイクリングはもちろん、旅行やドライブ、ツーリングの目的地・候補地としても参考にしてみてください。
調べる&サイクリング便利メモ
青の洞門~羅漢寺→3.2km、羅漢寺~中津駅→17km、羅漢寺~大分駅→72km。
↓ブックマーク的に気軽にご利用ください。