知床五湖へサイクリング! 北海道自転車散策
森林湖沼系散策地
絶海の離島を除いて日本列島最後の秘境と言っても過言ではない世界自然遺産地域。
道路がある部分を含んで広範囲が世界有数のヒグマの密生エリア内なので、「サイクリング的にはおすすめしない」意味での情報になるのかも。
知床五湖の場所・地図
知床五湖の歴史&概要
遊歩道では、エゾリスやエゾシカなどが観察される一方、ヒグマが目撃されることもあり(後述)注意を要する。ヒグマの出没状況によっては、遊歩道の一部または全部が閉鎖される場合がある。また、夜間と冬期は閉鎖される。
引用 - Wikipedia[知床五湖]
知床五湖×自転車+てくてく散歩
農地開拓地と山岳など自然地帯の宝庫である北海道の中でも、さらに秘境保護地域となっているのが知床地域。
羅臼岳のふもとに国道334号が通っているものの、そこから北側の道路は基本的にマイカー規制が敷かれ、先端の知床岬に至ってはそこへ至る道路さえ無い。当然、誰も住んでいない森と自然の世界。
ヒグマの生息地であり、キャンプ装備で冒険したりすると冗談抜きでほぼアウトなので観光化されている知床五湖だけをトレッキングしましょう。
国道334号は冬季は封鎖されるもののマイカー規制がされていない道路。羅臼岳南側を通るので知床横断道路と呼ばれています。
自然保護のため時期によってマイカー規制される区間は知床五湖から先にあるカムイワッカの滝までの道路。ちなみに徒歩・自転車はマイカー規制の対象外のため、通常は自由に往来できます。
広々とした知床五湖の駐車場の前には知床五湖フィールドハウス・パークサービスセンター・トイレ。
国立公園を管轄する環境省の観光案内施設で、ヒグマが出没遭遇する可能性がある知床五湖の遊歩道の管理や事前講習などをしています。
ヒグマと遭遇した観光客が危険性を知らずにカメラでフラッシュ撮影する事案などが頻発したため、人がお亡くなり続ける前に「事前講習」させた上で地上散策を許可しよう…という流れでこんな仕組みになっています。
お菓子や甘い飲み物を袋に入れてしまったり、真剣に考えた方が良いですよ。
サイクリングナビさん、知床まで一人旅です。(^-^)
写真が撮りたかったので講習の人々とは離れて歩いて行きましたが、さすがにヒグマが怖いので遠くには誰かがいるペースで歩きました。
行方知れずにならないように考えて歩きましょう。
知床は大自然の北海道の中でも最高レベルの原生地区。
遠方に連なる知床連山が背景の湖沼群を渡り歩きます。
こういう場所は一人歩きの方が見え方や感じ方が違うものです。
景色や写真撮影に夢中になりながらも、ケモノの気配には気を張っておき、他の散策者が身に付けていなくても熊鈴を付けて歩くのがおすすめ。
地上遊歩道を堪能し、散策路の最後は一湖。
一湖は無料・無講習で歩ける高架木道が設置されている湖で、景観抜群の展望スポット。
知床五湖の地上遊歩道探索はここで終了。
熊除けの鈴をしまい、歩いた湖沼群や森、羅臼岳などの知床連山を高台から眺めてみましょう。
高架木道から見える湖が一湖、知床連山は右から百名山の羅臼岳、サシルイ岳、南岳、知円別岳、硫黄山。
現地を歩く時はスマホやSNSやメール送信を忘れ、目の前の景色を楽しみましょう。
ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクでのサイクリングはもちろん、旅行やドライブ、ツーリングの目的地・候補地としても参考にしてみてください。
関連動画
調べる&サイクリング便利メモ
知床五湖~知床斜里駅→58.5km、知床五湖~北見駅→135km、知床五湖~釧路駅→185km、知床五湖~根室駅→179km。
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