島原半島へサイクリング! 長崎自転車散策

雲仙岳
朝日を受ける雲仙岳
ジオパーク系散策地

中央にあるのは雲仙岳。雲仙普賢岳が最高峰だった雲仙岳は平成7年まで続いた火山活動により平成新山が最高峰となった。

温泉紹介ではない火山の傷跡を巡るサイクリングガイド。

島原半島の場所・地図
島原半島の歴史&概要

平成新山については、何度か調査登山が行われ(警戒区域のため一般者は登山禁止)、溶岩ドームの詳細な観察が実施されている。現在でも山頂数箇所から活発な噴気を観察することができる。

引用 - Wikipedia[雲仙岳

島原半島×自転車+てくてく散歩

雲仙岳 水無川
雲仙岳と水無川

何人もの犠牲者が出ている火山活動の跡地を見に行ってみました。火砕流や土石流、そもそも火山自体ご縁が無い人も多いはず。

地球規模の自然の光景をちょこっと走り回ってみることに。

雲仙岳と言っても火山活動関連の紹介で、登山はしていません。今回の拠点は島原駅ではなく、なぜか「道の駅みずなし本陣ふかえ」です。

みずなし本陣ふかえ 道の駅
道の駅・みずなし本陣ふかえ

「みずなし本陣ふかえ」は島原半島東部にある道の駅。

雲仙岳をストレートに仰ぎ見ることができるこの道の駅は土石流被災家屋保存公園があります。

みずなし本陣ふかえ 道の駅
隣接の土石流被災家屋保存公園

近付いてみると何棟もの家屋が土に埋まり、屋根の高さが目線と同じ「被災家屋」がそのまま保存されている道の駅でした。その光景は水無川が土石流で溢れ、この地域一帯が土砂に埋まったことを表しています。

旧大野木場小学校被災校舎 砂防みらい館
旧大野木場小学校被災校舎

土石流の被害家屋が保存されたみずなし本陣ふかえから3km。なだらかな斜面の段々畑の一角に廃墟化した小学校が建っていました。

こちらは旧大野木場小学校被災校舎。雲仙普賢岳の噴火により熱風が火砕流となりこの地域を焼き尽くした時に「直撃」を受けた鉄筋コンクリート造りの小学校の校舎が「そのまま保存」されています。

旧大野木場小学校被災校舎
世界的にも貴重な火砕流被災遺構

初めは雲仙岳を撮りに行くつもりだった島原への旅。

「盛り上がれ~楽しもう~癒し~ご褒美~」の誘導商業情報ばかりではなく、マイナーな光景を見ることができるのは自由走行の自転車。ジオパーク系の自然地域と自転車サイクリングの相性は結構良いです。

ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクでのサイクリングはもちろん、旅行やドライブ、ツーリングの目的地・候補地としても参考にしてみてください。

調べる&サイクリング便利メモ
  1. みずなし本陣ふかえ
  2. 雲仙岳災害記念館
  3. 島原半島ジオパーク
  4. 南島原ひまわり観光協会
  5. 島原城ポータルサイト

道の駅ふかえ~島原駅→6.1km、道の駅ふかえ~島原城→6.3km、道の駅ふかえ~雲仙地獄→17km、道の駅ふかえ~長崎駅→64km。

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