白神山地へサイクリング！ 青森自転車散策
森林登山系散策地
白神ラインはクロスバイクやロードバイクの細いタイヤでは横断できない悪路のため、弘前市側からのサイクリングを計画するようにしましょう。
白神山地の場所・地図
白神山地の歴史＆概要
日本で初めてのユネスコ世界遺産（自然遺産）に登録された。 そこには「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が世界最大級の規模で分布」（世界遺産登録理由）している。
引用 - Wikipedia［白神山地］
白神山地×自転車＋てくてく散歩
東北地方、青森県と秋田県に広がる手つかずのブナの原生林地帯・白神山地は、日本国内でも珍しい世界遺産の中の貴重な自然遺産地区。
ただし、地図上で白神山地の北側にある青森県道28号線（岩崎西目屋弘前線）は、一見普通の道のようですが、「暗門の滝への暗門渓谷ルートから北」の道路は実際には砂利道が延々続く未舗装道路なので要注意。
山域で豪雪地帯ということもあり、自然保護の観点と利用状況の効果の点から砂利道の道路全域がアスファルト舗装される見通しは立っていません。
青森県道28号線沿いにある白神山地ビジターセンターは、広大な山（森）のどの部分が世界遺産の核心地域か、また、世界遺産の対象となった「ブナの森」についての展示やガイドをしてくれますので、初めて白神山地を訪れた人はビジターセンターで予習を楽しもう。
白神山地ビジターセンターは「人里エリア」に設けられた展示施設で、実際の「白神山地」と言えば『暗門の滝までの散策』が事実上の白神山地の目的地になります。
「白神山地ビジターセンター」と暗門の滝散策路入口にある「アクアグリーンビレッジ ANMON」までは16kmあるので、白神山地＝ビジターセンター前と間違えないように注意しましょう。
世界遺産認定地域内で唯一とも言える観光施設（公営）がこのアクアグリーンビレッジANMON。野外滞在（宿泊）施設があり、コテージやフリーサイトとオートキャンプのキャンプ場、売店や軽食スペース、お風呂もあります。
未舗装のダート路（県道28号＝白神ライン）が続くのはその先なので、そこまではロードバイクやクロスバイクのタイヤでも大丈夫です。
ただし、アクアグリーンビレッジまでの舗装部分も川原平（津軽白神湖の南岸）～アクアグリーンビレッジANMON間で11月下旬～4月下旬まで冬季閉鎖されるので、行ける時期かどうかは事前に要確認。
世界遺産のブナの森の中を歩ける散策路の入口は、この施設から徒歩５分程度。
暗門の滝歩道への入口には「暗門ぶな林散策歩道」への道があります。そちらは最終的に暗門の滝歩道の途中へつながっているブナ林ルート。初めての人は直に暗門の滝へ続く道を歩いて行きましょう。
暗門の滝は暗門川の滝で、下流から第三、第二、第一の滝という形で3ヶ所、落差ができて滝と化しています。
滝の脇に設定された登山道を上流に向けて登っていくので、川の水が吸い込まれるように流れ落ちていく滝の直上も見ることができます。…落下していく流れを見ると結構怖いです。
世界遺産（自然遺産）登録以前に掘られた登山道のトンネル。
世界遺産登録地の核心地域内なので、同様の掘削工事は事実上世界遺産登録が抹消されない限りできません。登山道の補強はご覧の通り、岩を砕かない「鉄パイプ」。
一口に白神山地と言ってもいくつもの山々の「山地」が保護地域になっているので、最深部でもないのですが、事前申請無しで白神山地の世界遺産核心地域を歩けるのはこの場所だけ。（秋田県側にはありません）
暗門第三の滝、写真ではショボく見えますが、縦構図で撮ると深い森の奥にひっそりと流れ続けてきた雰囲気が伝わる景色です。
暗門の滝まで歩いて来た道を戻り＋ブナ巨木ふれあいの径経由で散策歩道の入り口に戻ってきました。トイレ・水場があるので、体力を回復しましょう。
白神ラインは津軽峠までの間、未舗装の砂利道のため、自転車ではまともに進むことができないのですが、津軽峠には樹齢400年のブナの巨木・マザーツリーがあります。
暗門の滝散策を経験済みの人はマザーツリーを観に行く一日も良いかもしれません。
ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクでのサイクリングはもちろん、旅行やドライブ、ツーリングの目的地・候補地としても参考にしてみてください。
調べる＆サイクリング便利メモ
暗門の滝歩道～弘前駅→33km、暗門の滝歩道～新青森駅→67km、暗門の滝歩道～白神山地ビジターセンター→16km。
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